文系でもゲームクリエイターになれるの?|職種ごとに必要なスキルを徹底解説
「ゲーム制作にとても興味はあるけど、がっつりプログラミングやりそうだし文系の自分には無理そうだな…」そう思っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、そもそも文系の方がゲーム会社に入社することができるのかについて、また目指す職種に対してどのようなスキルが必要で、そのためにはどのような進学を選択すればいいのか、ということについてご紹介します。
そもそも文系からゲームクリエイターになれるの??
ゲーム制作会社と聞くと、数字やパソコン関係に強い理系の人の方が適していると感じる人もいるでしょう。しかし、実際の求人の条件で文理が問われることは特にありません。応募資格に「学部不問」と明記している求人も多いため、文系だからといってゲーム制作会社への就職を諦める必要はないのです。
そもそも、ゲーム制作会社が募集している職種は、プログラミングなど理系の人に向いている職種だけではありません。企画職など、文系人間の人でも活躍できる職種もあるのです。
ゲーム制作会社の企画職は、新作ゲームがヒットするかどうかを左右する大切な仕事を行う職種です。市場の動向を見据えつつも、既存の枠に捉われない創造力が必要とされます。企画書を作成後、会議に通れば仕様書を作成し、開発・制作チームに内容を伝え、ようやくゲームの開発が始められるのです。思考力・コミュニケーション能力がある人が求められる企画職は、文系に適したゲームクリエイター職だといえるでしょう。
文系でもなれるゲームクリエイターの職種について
ゲームクリエイターと呼ばれる仕事は、内容によってさまざまな職種に分かれています。職種の内容と必要とされるスキル、適切な進学先についてご紹介します。
1. ゲームプランナー
ゲームプランナーの仕事は、一言でいうとゲーム開発に関するアイディアを出すことです。ユーザーのニーズや市場調査を通じ、需要のあるゲームソフトの設計やストーリー、キャラクターなどを企画・提案します。開発するゲームが人気作になるかどうかのカギを握っている重要なポジションといえるでしょう。
必要なスキルは、提案資料や企画書の作成ができる程度の基本的なパソコン操作のほか、企画力・プレゼン能力です。ゲームに対する知識はもちろん、最先端の流行を読める力も必要とされます。また、会社上層部と開発現場双方とやり取りを行うコミュニケーション能力も必要でしょう。現場とのやり取りをスムーズに行うためには、グラフィックデザインやプログラミングの知識も持っておいて損はありません。
ゲームプランナーの主な仕事は、ユーザーのニーズ調査や市場調査を通じて、需要のあるゲームを企画・提案することです。その中で提案資料や企画書の作成を行うので、基本的なPCスキルは必須となります。
また、ゲームプランナーは上層部と開発の現場とをつなぐ中間管理職のようなポジションであるため、コミュニケーション能力が必要となります。
その際に、グラフィックデザインやプログラミングの知識を持っていると、現場とのコミュニケーションがスムーズになります。
スキルを身に付けるには、大学・短大などのマスコミ学、メディア学、ゲーム作りの基礎も学べる専門学校がおすすめです。
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2. グラフィックデザイナー
ゲーム制作会社におけるグラフィックデザイナーの仕事は、キャラクターやアイテム、背景などのグラフィック全般を制作することです。ゲームディレクターやプランナーのイメージを専門ソフトを用いてCGで作成していきます。
現在のゲームにおいて、グラフィックはユーザーをゲームに夢中にさせるための重要な要素です。PhotoShopやillustratorといったソフトが扱えることはもちろん、ゲーム世界のイメージを具現化させる想像力・発想力も必要なスキルでしょう。イメージのすり合わせを行うコミュニケーションスキルもあると望ましいスキルです。
大学や短大でも学べますが、ゲームに特化したグラフィックデザイナーを目指したい人は、専門学校がおすすめです。
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3. ゲームプログラマー
ゲームを実際に開発していく技術者がプログラマーです。企画書のとおりにゲームが動くのは、プログラマーがプログラムを組んでいるためであり、ゲーム開発の重要な役割を担っているといっても過言ではありません。キャラクターの動作だけではなく、BGMの設定など、あらゆるシステム開発にゲームが完成するまで携わります。
プログラマーは、ゲームに携わる職種のなかで、もっとも理系イメージが強い職種でしょう。しかし、実際には文系出身者のプログラマーも多く活躍しており、文系からも目指せる職種なのです。ゲーム開発はチームで行うため、ただプログラミングが組めるだけではなく、コミュニケーションスキルも必要とされます。そのため、コミュニケーションが得意なことが多い文系出身者の活躍の場も増えているのです。
プログラミングスキルを身に着ける場所は、大学・短大では理系の情報工学や通信工学といった学部になります。文系の人は専門学校の方が進みやすいでしょう。
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4. サウンドクリエイター
サウンドクリエイターは、ゲームのイメージに合う楽曲・効果音など音楽を一手に引き受ける職種です。必要な資格はありませんが、楽器の経験があると作曲に活かせるでしょう。楽譜を読める力は必須です。また、音楽だけではなく、幅広いものに興味を抱ける旺盛な好奇心も、曲作りに役立てるでしょう。
音楽関係の学校を出なければならないわけではありませんが、最低限の音楽理論は身に着けておく必要があります。また、作曲する際にはパソコンを用いるため、専門学校でソフトの扱いやプログラミングを学ぶことも有効です。
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まとめ
ゲームクリエイターは多くの職種に分けられ、その大半が文系・理系の区別なく活躍できる内容です。必要とされるスキルを身に着けることで、文系であっても目指すことができるでしょう。東京でゲーム専門の学校を探している人におすすめなのは、カドカワグループの一員であり、豊富なコースを用意しているバンタンゲームアカデミーがおすすめです。