ゲーム業界で就活をおこなう際、ゲームプランナーを目指している人にとって、
魅力的な企画書を書けるようになることは必須スキルと言えます。

そこで、今回の記事では、ゲームの企画書作成について解説します。

企画書の基本事項や、企画書を作成するにあたり役立つポイント、
また、ゲームの企画書作成に必要となる機材もご紹介します。

そもそもゲームの企画書って?

そもそもゲームの企画書って?

ゲームの企画書とは、新しいゲーム開発提案などのアイデアをまとめた資料です。
具体的には、ゲームのジャンルやコンセプトといった大枠から、
ルールやキャラクター、背景、シナリオといった細部に至るまで、ゲームのあらゆる要素の考案に携わります。

また、ゲームそのものの企画だけでなく、実務レベルの計画・日程・手順などを組み立て、
費用対効果まで算出し、商業的な視点から最終的な収支計画まで明確に記載する必要があります。

最終的に、会社の上層部が企画書を基に、ゲーム開発の判断をするからです。

就活の選考で提出を求められるような企画書の場合、開発現場のような精度を要求されることはありません。
しかし、誰が見ても理解できる内容にまとめるという点は、最低限クリアすべき条件でしょう。

ゲームプランナーを志望する場合、ほぼ確実に企画書を出す必要がある

就職活動でゲームプランナーを志望する場合、多くのケースで企画書を出さなければなりません。
企業がゲームプランナーを目指す就活生に求める企画書の内容は、新規ゲーム開発提案をパワーポイントやワード、
紙をフォーマットとして、数枚の用紙にまとめたものが一般的です。

企画書の基本事項について

ゲームの企画書を書く際の一般的な規定や標準とは、どのような点になるのでしょうか?
ここでは、企画書作成における基本事項をご紹介します。

ページ数

企画書の基本事項において、まず意識する点がページ数です。

エントリーした企業に提出する就活用の企画書は、
特に指定がない場合は表紙を入れて上限5枚程度にまとめましょう。
ページ数が多すぎると、要点が絞れていなかったり、肝心な部分を読んでもらえない可能性があるからです。

用紙は、A4サイズを選び、横書きで使用してください。

文字のバランス

企画書の読みやすさを意識し、全体の統一感を演出するため、文字のバランスに注意してください。

ポイントは、文字のサイズ・色・フォントです。

サイズの場合、大見出し・小見出し・詳細説明で使う3種類にまとめます。
色の場合3色程度に抑えた方が見やすくなるでしょう。
使用するフォントは、提案するゲームの雰囲気、内容とマッチするように意識しましょう。

ジャンルと規模

ゲームのジャンルと規模は、企画書の肝となる基本事項です。

企画書では、どんなジャンルのゲームなのか、
規模感はどの程度のゲームになるのか端的且つ、明瞭に示すことが重要です。

就活用として作成する場合、基本的にジャンルの縛りがないため、自由に書いてください。
エントリーした企業が得意とするジャンルであれば、好意的に目を通してくれます。

予算や日程などを含む規模に関しては、おおまかな全体のボリュームを想像し、企画書に反映するとよいでしょう。

画像

画像も企画書の重要な基本事項になります。
文字だけの構成では、ゲームのイメージを把握することが難しいため、読み飛ばしてしまうからです。
できるだけ企画書のイメージとマッチする画像を選んでください。

画像を加工・調整すれば、ゲームの雰囲気を演出できます。
用途が個人の就活用であれば、そこまで版権を気にすることはありません。

企画書を書く際のポイント

ゲームの企画書を書く場合、押さえておきたいポイントがあります。
ここからは、企画書作成に役立つコツをチェックしていきましょう。

ターゲットを設定する

企画書を作成する際は、必ずターゲットを設定してください。
ターゲットとは「ゲームをプレイする人」のことです。

年齢・性別・職業など、ある程度まで人物像を絞り込めば、ターゲットを明確に設定できるため、
ゲームの企画も立てやすくなります。
家族や恋人、友人といった特定の人物を想定してみてもよいでしょう。

ジャンルとコンセプトを決める

ターゲットを設定したら、ゲームのジャンルを決めたのちに、コンセプトを固めます。

コンセプトとは、企画の基本的な観点や考え方です。
つまり「ゲームをどのように楽しんでもらうのか」を意味します。

コンセプトも決める場合、ターゲットの設定が重要になります。
より具体的にターゲットの特徴を想定すれば、おのずとコンセプトの焦点も絞られてくるはずです。

コンセプトに沿った仕様を考える

ゲームのコンセプトにあわせ、その仕様を考えることも企画書作成に重要です。
ここでいう仕様とは「ゲームを楽しむために必要な演出や方法」を指します。

たとえば、コンセプトが格闘技の場合「プレイヤーを一人称視点にする」「リズムゲームの要素を取り入れる」などをプラスしていくということです。

企画書作成で必要となる機材

企画書作成で必要となる機材

ここでは、ゲームの企画書を作成する際に必要となる機材をご紹介します。
どれもパソコンがあることを前提としたツールです。

パワーポイント

パワーポイントは、企画書をレイアウトする際に必要なツールとなります。
企画書や資料の作成~発表などをトータルでサポートしてくれるMicrosoft社のプレゼンテーション用ソフトです。
ゲームプランナーを目指すのなら、就活前の購入・習得をおすすめします。

フォトショップ

企画書作成に欠かせない画像を加工する際に、必須となるツールがフォトショップです。
フォトショップには、簡易版のフォトショップエレメンツもあり、企画書を書く程度であれば、簡易版でも十分に対応できます。
他の画像加工ソフトを所持している場合、別途購入の必要はありません。

ペンタブレット

画像編集の際、活躍してくれるツールがペンタブレットです。
直観的な作業に優れているため、マウスよりも利便性や操作性が格段に上がります。
接続も簡単、設置場所も容易に変更できる点もペンタブレットの魅力です。
板タブと液タブの2種類があります。

ゲームプランナーになるための専門スキルを身に付けるなら専門学校がおすすめ

ゲームの企画書作成は基本事項とポイントを押さえること

ゲームの企画書は、読む人の立場になって書く必要があります。
自分のアイデアを上司や開発者に伝えるため、
誰が見てもゲームの概要をすぐに把握できる「読みやすさ」や「分かりやすさ」を意識しなければなりません。

そのためには、企画書作成に不可欠な基本事項とポイントを重視することです。
高品質な企画書を作成できるゲームプランナーを目指すのならば、専門学校で基礎知識や高度なスキルを学びましょう。

専門学校では、実践的な企画書・仕様書制作、チーム制作、企業連携カリキュラムを体験し、
企業に求められる現場対応力が身につけられます。

ゲームプランナーになるための専門スキルを身に付けるなら専門学校がおすすめ

ゲームプランナーの役割は、企画書や仕様書の作成、画面レイアウト、
キャラクターやシナリオ、ルールやアイテム作成など、業務量が多岐ります。
本格的にゲームプランナーを目指す場合、幅広い業務に携わるためにも、専門的な知識やスキルを習得しなければなりません。

そこで、ゲームの専門学校に通うことをおすすめします。
専門学校では、個人のレベルに合わせて知識を身につけることができるうえ、
講師の添削により、着実かつスピーディーにスキルアップすることができます。

同じ夢や目標を持った仲間たちと切磋琢磨することで成長できるのも、専門学校の大きな魅力のひとつです。

ゲームプランナーを目指すならこのコース

ゲームプランナーを目指す場合、バンタンゲームアカデミーの以下のコースがおすすめです。
どんなゲームプランナーを目指したいのか、自分が思い描く将来像にあわせて、最適なコースを選ぶようにしましょう。

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