この記事のポイント

・ゲームクリエイターの平均年収は583.3万円で、給与所得者全体の平均を上回る水準にある

・年収は職種や経験年数、企業規模、雇用形態によって大きく変わり、専門性や実績が評価に直結しやすい

・年収を伸ばすには専門スキルを深めるだけでなく、ポートフォリオで実力を示し、上流工程へキャリアを広げることが重要

ゲームクリエイターを目指すうえで、実際にどのくらいの年収を得られるのかは気になるところです。この記事では、ゲームクリエイターの職種ごとの仕事内容から年収を伸ばす方法まで解説します。

ゲームクリエイターの平均年収

ここでは、ゲームクリエイターの平均年収を解説します。

【年齢別】ゲームクリエイターの年収相場

年齢年収目安
~19歳267.7万円
20~24歳360.0万円
25~29歳466.3万円
30~34歳656.8万円
35~39歳617.8万円
40~44歳640.9万円
45~49歳631.7万円
50~54歳685.5万円

【経験年数別】ゲームクリエイターの年収相場

経験年数年収目安
0年375.8万円
1~4年396.9万円
5~9年404.2万円
10~14年402.1万円
15年以上492.7万円

※「経験年数別の所定内給与額」を12倍した数値

ゲームクリエイターの職種別の仕事内容

ゲームクリエイターの職種別の仕事内容

ここでは、ゲームクリエイターの職種別の仕事内容を解説します。

企画・プランナー

ゲームの構成やシナリオを作成し、全体の流れをつかみながら状況設定やセリフを考える担当です。人員の調達や予算、スケジュールの管理を任される場合もあり、モニターの評価や意見にもとづいて内容を修正する役割も担います。

豊かな発想力と、企画を最後まで形にする緻密さの両方が求められます。ディレクターやプロデューサーへ広がるキャリアの入口でもあり、担当範囲が広がるほど処遇も上がりやすい職種です。企画職はプランナーという別名でも呼ばれます。

プログラマー

キャラクターの動きやゲームの進行を、コンピュータ言語によって実装する担当です。動作の快適さやシステムの安定性を支える技術職で、プログラミング技術の習得が前提になります。

AI、描画、ネットワークといった特定領域に強みを持つ人材は市場での評価が高く、使用するゲームエンジンへの習熟度も任される仕事の幅を左右します。仕様を読み解いて設計に落とし込む力や、不具合の原因を切り分ける力も現場で重視される要素です。

グラフィッカー・デザイナー

キャラクターやアイテム、背景などを制作し、CG(コンピュータグラフィックス)画像として仕上げる担当です。有名な漫画家やイラストレーターにデザインを依頼する場合でも、そこからさまざまなバリエーション画像を作るのはこの担当の仕事です。

絵やデッサン、描画の能力が重視され、美術系の大学や専門学校の卒業者が多く活躍しています。2Dの作画に加えて3DCGやモーション、エフェクトまで対応できると、担当できる領域が一気に広がります。

サウンドクリエイター

ゲームで使われる音楽や効果音を作る担当です。プレイヤーの没入感を左右する重要なポジションで、音楽の知識とスキル、そして感性が求められます。音楽大学や専門学校の卒業者が多く、作曲から実装までを一貫して担える人材は限られるため、専門性を高めれば評価につながりやすい分野です。

ゲームクリエイターの年収に差が生まれる要因

ゲームクリエイターの年収に差が生まれる要因

ここでは、ゲームクリエイターの年収に差が生まれる要因を解説します。

経験年数

入社後すぐに責任のある仕事が任されることはなく、各担当のアシスタントを2年から3年ほど務めながら現場でスキルやノウハウを習得し、その後は実績に応じて重要な仕事を任されるようになります。

労働条件の特徴では、個人の成果によって収入に差が生じる場合があり、ヒット作を担当したスタッフに報奨金などの制度を設けている企業が多い傾向にあります。実績が収入に反映されやすい職業といえるでしょう。

企業規模

賃金や労働時間などの労働条件は勤務先の規定によるとされ、企業間の差が出やすい構造です。開発規模の大きい会社は給与水準や賞与、福利厚生が整いやすい傾向があります。

一方で中小のデベロッパーやスタートアップには、担当できる範囲の広さや成長の速さという魅力があり、そこで得た経験が次のキャリアで評価される場合もあります。志望先を選ぶ際は、初任給の額だけでなく、どのような経験を積める環境なのかまで確認しておくと判断を誤りにくくなります。

雇用形態

job tagが示す一般的な就業形態は次のとおりです。正社員以外の割合が高く、働き方によって収入の構造そのものが変わる職業だとわかります。

※「割合」は複数回答ありの場合

就業形態割合
正規の職員、従業員58.1パーセント
自営、フリーランス22.6パーセント
派遣社員16.1パーセント
契約社員、期間従業員16.1パーセント

ゲームクリエイターとして年収を伸ばす方法

ここでは、ゲームクリエイターとして年収を伸ばす方法を解説します。

専門スキルを深めて強みをつくる

どの担当でも、代替されにくい専門性が評価に直結します。プログラマーであれば描画やネットワーク、グラフィッカーであれば3DCGやモーション、サウンドであれば実装まで担える技術のように、自分の軸となる領域を決めて深めることが有効です。

新しいものに敏感に反応する感性や探究心が重要とされており、学び続ける姿勢そのものが市場価値になります。新しい技術が次々と現場に入ってくる業界のため、入社後も学習を止めないことが数年後の年収差につながります。

ポートフォリオで実力を可視化する

学歴や資格が必須とされない職業だからこそ、作品が実力の証明になります。完成度の高い作品を複数そろえ、担当した工程や工夫した点まで説明できる状態にしておくと、就職や転職の場面で高く評価されます。

個人制作だけでなく、チームでの制作経験を示せると、現場で求められる協働の力も伝わります。志望する企業が手がけるタイトルの傾向に合わせて構成を組み直すことも、評価を左右する大切な準備です。

上流工程やマネジメントに挑戦する

制作スキルを土台に、企画立案やチームの進行管理といった上流工程へ関わる範囲を広げると、担う責任に応じて処遇も上がりやすくなります。ディレクターやプロデューサーは予算やスケジュールにも責任を持つポジションであり、平均を大きく超える年収を目指すうえで現実的な選択肢です。

バンタンゲームアカデミーで学ぶメリット

ここでは、バンタンゲームアカデミーで学ぶメリットをご紹介します。

現役クリエイターの授業で即戦力スキルを習得

講師は全員が現役クリエイターで構成され、企画、プログラミング、グラフィック、サウンドの各分野を業界水準で学べます。カリキュラムは毎年更新され、チーム制作を通じて実際の開発フローに近い形で作品を仕上げます。

在学生アンケートによる講師評価の平均は5点満点で4.66点。業界の最前線を知る講師から直接指導を受けられるため、就職後すぐ活かせる実務力と、評価されるポートフォリオを同時に積み上げられる環境です。

企業連携で業界とのつながりを得る

業界トップクラスの企業と連携し、商品化を前提とした制作や企画プレゼンテーションに取り組む授業を実施しています。東京ゲームショウでの発表やデザインコンテストへの参加といった機会もあり、企業の採用担当者に作品をプレゼンするスカウト展から内定につながる道も開かれています。

ゲームクリエイターに関するよくある質問

最後に、よくある質問にお答えします。

ゲームクリエイターの年収は他の職業より低いのですか?

厚生労働省のjob tagによる平均年収は583.3万円で、国税庁が公表する給与所得者全体の平均給与478万円を上回ります。正社員の平均545万円と比べても高い水準です。業界全体として低いわけではありません。職種や経験、雇用形態によって幅がある職業だと理解しておくと、進路を検討しやすくなります。

未経験からゲームクリエイターになれますか?

就職にあたって特に学歴や資格は必要とされていません。ただしグラフィック担当には描画能力、サウンド担当には音楽の知識が求められるなど、必要なスキルは担当ごとに異なります。入社後は各担当のアシスタント業務を2年から3年ほど経験しながら、現場で技術やノウハウを習得していくのが一般的な流れです。

フリーランスと正社員では年収に差がありますか?

フリーランスは案件単価や実績によって高収入を得られる可能性がある一方、仕事量に応じて収入が変動します。まずは正社員として実績と人脈を積み、その後に独立を検討する流れも現実的な選択肢になります。

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