『Fate/Grand Order』クリエイティブプロデューサーを務めたバンタンゲームアカデミーの卒業生でもある塩川洋介講師が直伝!熱量高いメンバーが受講する「ディレクター養成ゼミ」をレポート!

東京校
ゲーム学部

『Fate/Grand Order』クリエイティブプロデューサーを務めたバンタンゲームアカデミーの卒業生でもある塩川洋介講師が直伝!熱量高いメンバーが受講する「ディレクター養成ゼミ」をレポート!

バンタンゲームアカデミーは、在学中から業界で活躍するための実践的授業が豊富!今回レポートするのは、塩川洋介講師による「ディレクター養成ゼミ」特別編。

ゼミでは、グループワークを行います。詳細は参加したメンバーのみの限定公開ですが、今回はダイジェストでレポート!1部では、グループで、ある課題について考えます。第2部では、塩川講師から、課題を紐解く重要なヒントが与えられます。再編成された全5チームで、制限時間を設けて課題について考えました。グループワークでは、どのように制限時間を使うかも重要なポイントに。約20名のメンバーが熱心に議論を行い、2分間の発表を行いました!塩川講師に、「ディレクター養成ゼミ」についてインタビュー!

ディレクター養成ゼミの目的は?

塩川講師(以下同)「ディレクターになりたいというメンバーを育てたいと思っています。学生の中には、ゲーム業界に入ったら『プランナーになり、ディレクターになり、プロデューサーを目指す!』というキャリアパスを思い描いている人もいるかもしれません。でも、個人的にはプランナーとディレクターの仕事は、延長線上にはありませんでした。その経験を、伝えたいです」とゼミに参加するメンバーへの思いを語ってくださいました。

ディレクターは、非常に狭き門。例えば、プロジェクトに30人のスタッフがいたらディレクターになれるのは1人だけ。50人のメンバーでも同様に、ポジションは変わらず1人。

映画作品でいえば、ディレクターはいわば監督と同じポジション。消去法で選出するわけにはいきませんし、モチベーションのあるディレクターでなければスタッフが集まりません。私自身は20歳で業界に入り、25歳でディレクターになりました。比較的早い段階でディレクターになったと思いますが、それまでに積み上げてきた知見が通用せず苦労しました」と振り返ります。そもそも、「ディレクターとは何か?の問いに答えられる人は少ないです。席も少ないですし、実際に務めてみないとわからない部分が多いですから」と自らの経験を踏まえ貴重な説明をしてくださいました。

――― 塩川講師がディレクターを務めているときのモチベーションは何でしたか?

「振り返ってみると苦しさが多かったですが……。ゲームディレクターは、今はここに存在しないゲームを、スタッフに作ってもらわないといけません。なので、まずは自分自身が、ゲームが形になることを信じることが必要です。また、辛い決断を下さなくてはいけないときもありましたが、その分世に出てお客さまに届いたときの達成感は非常にあります」

実際の現場では、

□ディレクターの仕事がハードである

□ときにシビアなジャッジが求められる

□常に忙しそう!

 

など、さまざまな要因からディレクターを志す人が少なくなっている印象があると実際のディレクターを目指す人達の現状を教えて下さいました。

また、「今の気持ちを忘れずにディレクターを目指してほしいです。席は限られていて、運やタイミングに恵まれることも必要です。また、ディレクターであり続けることも、とても難しいです。プロフェッショナルの現場でも、チームが崩壊することは多々あります。

ゲームはエンターテイメント。なので、どこまでいってもお客さんには嗜好性があり、プロジェクトの勝敗は55分です。人が動くから、莫大な予算もかかります。そう考えると、ディレクターの責任は、重大ですよね?」と思いを強く語って下さいました。

 

――― 今回のゼミで、ディレクターに求められている役割とは?

「まずは、チームにとっての『正解』は何かを決めること。このチームにとっての正解を明確にしましょう。ディレクターの役割として、みんながチームの正解からズレてしまったら、軌道修正してあげるのも仕事です」と今回の趣旨を教えて下さいました。

そして受講したメンバーは、どのように感じたのでしょうか?

「みんなの意見をまとめていくのが難しいなと思いました」「グループワークが初めてです。決められた時間内で4人の意見をまとめていくのが難しかったです」「グループワーク自体はとても楽しかったです」「同じ課題に2回取り組みました。2回目はより考え方が明確になりました。他学部の人と交流し、グループワークできたのが良かったです」「相手の言いたいことを理解するのは難しいと感じました」といった感想があがりました。

メンバーの意見に対し塩川講師は、「学生時代のグループワークはだいたい上手くいかないと思います。ひとつアドバイスをするとすれば、役割分担をする方法があります。会議では、『ファシリテーター(進行役)』がいます。まず、そのポジションを決めましょう。何も意見がまとまらないよりは、チームとして何か結果を出すことが大事です」と貴重なアドバイスいただきました!

10年、15年やって、ようやくディレクションってこういうものなのかなとわかります。

皆さんが、今日は教室に入った時点で0点だったのが、0.1でも0.3でも、グループワークやディレクターとは何か、少しでもわかって帰ってくれたら、今日の授業の意味があります。各自が、今日の学びを活かしていってほしいです。学生のうちは、失敗しても痛くもかゆくもありません。チーム制作にも、たくさん取り組んでほしいです」とエールを送ります。

バンタンゲームアカデミーでは今回のように業界をリードする現役プロフェッショナルから指導してもらうことで、ゲーム業界で求められる実践的スキルを養います!

こんな授業を受けてみたい!現役のプロフェッショナルの講師から指導を受けたい!と思った方はぜひ一度体験授業に来てみてください!

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