【東京校】株式会社アクワイア×バンタンゲームアカデミーによるゲーム制作イベントを開催
バンタンゲームアカデミー東京校では、12月19~20日の2日間にかけて、「ゲームジャム」が開催されました。今回は、家庭用ゲームの開発を手掛けている株式会社アクワイア様の制作チームも参加して行われました。
<ゲームジャムとは?>
「ゲームジャム」とは、限られた時間の中でゲーム制作をするイベントです。
プログラマー、デザイナー、プランナーなどさまざまな専攻のメンバーたちの中から、ランダムにチームを編成。10〜12名のメンバーによる9チームに「アクワイア開発チーム」が加わった10チームからなっています。
バンタンメンバーがプロフェッショナルと面白いゲームづくりで対決します。
<テーマは「夢と現実」>
今回、テーマは当日発表になっており、発表されたテーマは「夢と現実」。
このテーマは、株式会社アクワイア様の遠藤社長に提案いただいた3つの候補の中から、選ばれたものになります。
みなさん、どんなゲームを作るのでしょうか?
2日目の17時に開催される試遊会までにゲームを完成させなければなりません。
試遊会では、それぞれのチームのゲームを体験し、面白いと思ったチームに投票。上位になったチームには株式会社アクワイアからの賞品があるとのことです。
この企画では、バンタンスタッフとともにバンタンメンバー数名が、イベント実行委員として運営や主催、事前準備などを行います。
<イベント実行委員にインタビュー>
イベント実行委員の一人、キャラクターデザイナー専攻3年生のSさんは、ゲームジャムで大切なことはコミュニケーションだと話します。
「ゲームジャムは意思疎通が大事なイベントです。人と話さないと上手くいかないので、積極的にチームのリーダーやプログラマー同士、デザイナー同士だけでなく、違う職種の人達ともコミュニケーションを取っていくのが、うまくいくコツだと思います。」
デザイナーの役割はプログラマーやプランナーと話し合いつつ、ゲームの世界観やキャラクターのデザインを決めていくというもの。
これまで4回ほどゲームジャムに参加しているSさんは、「大変な部分もあるけど楽しい」と話していました。
続いては同じくイベント実行委員である、プログラマー専攻3年生のWさん、1年生のSさんにお話を伺いました。
プログラマーのゲームジャムでの役割は、チームで話し合った企画をコードで形にすること。制限時間のある中での制作なため、時間的に、もしくは技術的に難しい場合は助言をし、方向性を決めるのも役割の一つだと言います。
ゲームジャムの魅力について、Sさんは「人に質問することに慣れる」ことだと話します。
「一人でやっていると分からないことでも、まわりに先輩たちがいるので聞くことができます。チームでやっているので、普段より質問するハードルが下がって聞きやすいです」
Wさんは「日頃の勉強のアウトプットになるのが魅力」だと話します。
「限られた時間の中でゲームを形にしなければなりません。そのため、スピード感が求められます。普段やっていることをどれだけ発揮できるか。日頃の努力が試されます」
ここでいくつかのチームの内容をご紹介していきます。
<オパールチーム「明日はテストだ!あさひちゃん」>
「オパールチーム」が制作しているのは「明日はテストだ!あさひちゃん」というゲーム。あさひちゃんという主人公が睡魔と戦いながら、テストに向けて勉強をするという内容です。
ゲームの中では二つのミニゲームが遊べ、一つは流れてくる障害物を避けたりゲットしたりして、スコアを獲得していくというもの。もう一つは、羊を撃つことにより眠気ゲージを下げるというもの。
<アメシストチーム「Alice inverted dreamworld」>
アメシストチームのタイトルは「Alice inverted dreamworld」。不思議の国のアリスがモチーフです。
夢の世界と現実の世界を行き来して、障害物を迂回しながらゴールを目指すゲームとのこと。
各チーム、黙々と作業中のところもあれば、輪になって相談しているチームも。みなさん休憩する間も惜しんでゲーム作りに没頭していました!
いよいよ最後は、出来たばかりのゲームを参加者全員で試遊し、面白かったゲームに投票していきます。
人気投票1位を獲得したのは、オパールチーム「明日はテストだ!あさひちゃん」、2位はアメシストチームの「Alice inverted dreamworld」でした。
2日間のゲームジャムの締めくくりとして、アクワイア開発チームの方々からも感想や激励をいただき、今後のゲーム制作への励みとなったイベントとなりました。