バンタンのゲームアカデミーには外国から学びに来た留学生が在籍しています。
日本での目標をもって海を渡ってきた留学生たちにバンタンでの学校生活や日々のこと、今後の目標などについて質問してみます。
今回はアメリカ・オハイオ州出身のスティーブさん。
日本に来てからは、約2年7ヵ月になるそうです。バンタンに入学してからは、3ヵ月ほど経ちました。
学校や専攻を選んだきっかけや、留学生活についてインタビューしてみました。
―日本に留学しようと思ったのはなぜですか。
海外生活をしてみたいと思っていましたが、コロナ前に日本に旅行をしたときに、きれいだし楽しそうだと思ったことが日本に暮らすようになった理由です。
秋葉原にある日本語学校で2年間学びましたが、新しい経験をしたくてバンタンに入学しました。
―日本のアニメやゲームはどんなものが好きですか。
日本のアニメで好きなものは「幼女戦記」で、アメリカにいるときに観ていました。
他にも「盾の勇者の成り上がり」や「オーバーロード」など、ストーリーが面白いし、ゲームみたいに感じます。
いずれは「ELDEN RING」のようなRPGや、FPSが作りたいと思っています。
―授業ではどんなゲームを制作していますか。
今は1年生なので、マリオのような簡単なゲームを作ったりしています。
日本のゲームはストーリーがとても面白いですが、会話が長くてゆっくりと進みます。西洋のゲームはアクションが多くて会話が短めです。
ゲームデザインを考えるときにはその両方を混ぜたりしています。
―なぜバンタンで学ぼうと思ったのですか。
友だちの友だちにおすすめされたことがきっかけです。
日本に来てから住んだシェアハウスは外国人と日本人が半々でしたが、そこに一緒に住んでいた人の友だちがバンタンの卒業生でした。
バンタンの卒業生には、私の好きなゲームやアニメ(例えば「この素晴らしい世界に祝福を!」etc.)の製作に関わった人がいることも選んだ理由です。
―4月に入学して約3ヵ月ですが、バンタンでの生活はいかがですか。
入学してみると私のような留学生は少なくて、クラスメイトには少し驚かれました。
授業は80%くらい理解できますが、ゲームプログラマー専攻には数学的な単語がよく出てくるので難しいです。
講師の先生は2年間アメリカに住んでいた経験があり、私をよく理解してくれて、助けてくれます。
クラスメイトとはときどき「Minecraft」を一緒にしたりして、遊んでいます。
もっと友達を作りたいですが、より仲良くなるためには、日本語でのコミュニケーションが大切です。
―授業以外はどのように過ごしていますか。
毎日6時に起きて3時間勉強し、学校が終わってからも2時間は日本語を学んでいます。
予習も必要で、授業中に先生が知らない言葉を話したときにはメモをしておき、あとから翻訳しています。
授業で使う教科書は日本語ですが、わからないときには英語のテキストも一緒に添えて勉強しています。
バンタンに入る前には日本語をしっかり学ぶことが大事。
日本語学校には2年間しかいられませんし、今も暇さえあれば勉強しています。
私は漢字を900個覚えましたが、まだまだ足りません。
そんな中でも友達とビールを飲みに行くことが唯一の楽しみです。
コロナ禍で旅行にも行けなかったので、京都に行ったり、旅館にも泊まってみたいです。