こんにちは。バンタンゲームアカデミーです。
2022年11月より、全5回のゲームエフェクト特別講座初回が始まりました。
この講座を受講するのは、ゲーム関連の学科に通う1年生と2年生の希望者。定員の3倍を超える生徒が受講を希望する中、選抜が実施され、普段の授業態度や参加を希望する理由をもとに受講を許可された生徒たちが日曜日の学校に集いました。
講師を務めるのは、サイバーエージェントグループ 株式会社アプリポットの邑上貴洋さん。チーフエフェクトアーティスト エフェクト責任者として3Dエフェクトを中心にUIモーション、映像コンポジットを担当されている方です。
初回の授業では最初に1人ずつ、所属する学科やなぜこの授業を受講したのか自己紹介をしました。エフェクトデザイナーを目指している生徒のほか、就職活動のポートフォリオに使いたい、エフェクトができると就職活動に有利だと聞いたので、という生徒も少なくありません。
実際、キャラクターモーションとUI、エフェクトは人材が枯渇していると邑上さん。ここでエフェクトを学べば企業に欲される人材となり、「ゲームを作る」未来にがっちり結びついていくことは間違いありません。
続いて、エフェクトの基本を邑上さんが説明します。
主なエフェクトの種類の説明では、UIの簡単なエフェクトはUIデザイナーが担当することが多いという現場の話も。UIデザイナーを目指す生徒は「聞いておいてよかった!」と思えた情報だったはずです。
そのほか、バトルエフェクトで重要な3つのポイントや、意識すべきこと、エフェクトがユーザーに与える効果についても具体的に説明してくれました。さらに、「やってしまいがちな失敗の例」も画像を見せながら解説。それだけでなく、NGになる例やゲームの効果を妨げないエフェクトのコツなど、ゲーム作りに関わりたい人なら誰もが聞いておきたい情報がてんこもりの授業となりました。
その後、実際に炎のエフェクト作成を実践。ソフトをより便利に使う方法を聞きながら、実際にソフトを操作し、光のエフェクトを画面に表示させました。
授業の中で、邑上さんの会社で2年ほど働いていたアルバイトのスタッフが作ったエフェクトの動画も授業内で紹介。「この世代ではトップクラスの出来」と邑上さんが褒めるその動画がSNSに投稿されると、10社近い会社から声がかかったのだとか。学んだ知識・技術をアウトプットしたときの具体的な効果やメリットを最初の授業で聞けたことで、生徒たちのやる気にも火がついたはずです。
授業では「エフェクトを学びたいのはもちろんだけれど、自分が作っているゲームのチームに、アニメーションを担当できる人がいなくて募集中。人の輪を広げたい」という生徒も。エフェクトを学ぶだけでなく、ゲーム作りの仲間も見つけられるはずです。