【東京校】東京校が会場となり、「GLOBAL GAME JAM®」開催!一般参加者とチームを組み、3日間でゲームを制作!
2022年1月28日~30日にかけて、バンタンゲームアカデミー東京校を会場に、「GLOBAL GAME JAM®」が開催されました!
<WHAT IS GLOBAL GAME JAM®?>
「GLOBAL GAME JAM®」は、年に一回、世界各地で同時開催されるゲームジャムのこと。全世界にハッカソン会場が設けられており、同じ期間中に共通のテーマに基づきゲームを開発します。ゲームを愛する人々にとっては、バレンタインデーなどのイベントと並ぶ、待望のシーズナルイベントです!
今回は、バンタンゲームアカデミー在校生以外に、一般の方が参加されています。ゲーム作りのプロ・アマチュア問わず、さまざまなバックグラウンドを持つ方と協力して3日間でゲームを作ります!各チームの作品を、チェックしていきましょう。
<Aチーム:「FOLDERAT」>
ゲーム制作大学部・高井さん「ゲーム名は『FOLDERAT』です。プレイヤーはフォルダを攻撃する『インターネットウィルス』となり、後ろから追ってくる修正プログラムをかわしながら進んでいく2Dゲームです」と説明します。また、気になる今回のテーマは……
高井さん「二元性です。例えば陰と陽、主体と客観など、解釈は自由です」
――― 学内イベント「GAME JAM」とは違いますか?
「そうですね、一般の参加者さんで、詳しい方が参加しているので質問できています。社会人の方が入ることで、学生だけのゲームジャムよりも余裕があるように思います」
グラフィックを担当するグラフィック専攻・北口さんは「私はゲームのタイトルロゴ、アニメーション、アイコン、チュートリアルを担当しました」
参加理由については「就活で忙しくなる前に参加しておきたかったんです。ゲームを制作することで、『こういう素材があると便利なんだ』など、ゲーム作りの流れを知れたと思います」
また、AチームにはOBの姿も。卒業生・八田さん「お久しぶりです!面白そうなので参加しました。仕事では、主にデバッグを担当しています。普段はUnityを触りませんが、懐かしいですね」と話します。
<Bチーム:「ANIMA」>
全体へのプレゼンテーションまであと30分……。ギリギリまで作業に集中するBチーム。
プログラム総合1年・青山さんは「『ANIMA』は、マリオみたいに横スクロールでギミックを解いてゴールを目指すゲームです。舞台は、とある研究施設です。ちなみにANIMAは、Iを境にしてアルファベットが対称になって見えることに由来しています」。
参加した理由について、青山さんは「ゲームジャムに参加して4回目になります。毎回シューティングゲーム、対戦ゲームなどゲームのジャンルが違うので発見があります。初見のメンバーだと相手の実力や能力が分かりませんが、進めながら理解していく感じも勉強になります」とコメント。
プランナー専攻2年・岡本さんは「二元性として、魂と肉体を提案したところ、アイデアが採用されて嬉しかったです。プランナーは、主にゲーム全体の企画を考える役職ですが、それだけではなく、プログラマー専攻のメンバーに教えてもらいながら、初めてパーティクル(※1)を作ることができました!」と笑顔。
キャラクターデザイン総合2年・山崎さんは「ゲームジャムは初めてです。ポートフォリオ(作品集)に入れたくて、参加しました。皆さんとても優秀で、2日間という短い時間ですが良いものができていると感じます。ラフ(下書き)を一杯描いてやり取りするので、やり甲斐があります」。
<Cチーム:「Revenge and Ghost」>
「3Dゲームなので、時間が足りないですねー」と話しながら、発表ギリギリまで作業を進めるCチーム。昼と夜をテーマにした、3Dアクションゲーム。チュートリアルは、こんな風に始まります。「昔々、双子の優しい王子と悪い王子がいました。悪い王子は優しい王子を殺して王となり、優しい王子は民を想い幽霊となりました。悪い王を倒す決意した優しい王子は、昼間は人を助け、夜は悪い王の手下を攻撃することにしました」
昼は、影に身を潜めながら民を救い、夜は光に当たりながら敵を攻撃します。
グラフィック専攻1年・長澤さんは「授業でコンセプトアートの勉強をしています。CLIP STUDIO PAINTやPhotoshopを使って、ストーリーボードを作ったのですが授業で学んだことが役立っているな、と感じます」
プログラマー専攻1年・長澤さんは「チームリーダーなんですが、仕事の振り分けが圧倒的に下手だったなというのが反省点。プログラマーが4人もいたのに、急ぎだから自分でやっちゃえ!と思って進めていて、気づいたら手持ち無沙汰になっているメンバーもいました。ゲームをアップするのもギリギリだったので、次回は改善したいです」と振り返ります。
各チームが、ゲームの概要をプレゼンテーション!
お披露目されたゲーム画面を、メンバーたちも食い入るように見つめます。
プレゼンテーションを終えたら、お待ちかねの試遊会です。
それぞれのブースへと足を運び、思い思いにプレイします。
制作者と話をしながら、こだわった点や意図を聞けるのもゲームジャムの魅力。
Aチーム・キャラクターデザイン総合2年内田さんは「世界最大規模のゲームジャムということで一回参加しておきたいと思いました。初めての参加だったので、そもそも3日で完成するのか?という不安もあったけれど、できてよかったです。一緒のチームのデザイナーもとても頑張ってくれました。僕はUnityを触るのも初めてでしたが、基本の実装を担当しました。分かったことは、アニメーションは『緩急』が大事だということ。自分たちで0から作るからこそ、得られるものが多かったです」。
また、一般参加でIT企業勤務の方は「ゲームエンジンは、触ったことがなかったので新しい体験でした。ゲームアカデミーの学生さんは、知識も豊富で率先して動いてくれる方が多かったので、心強かったです。いい体験になりました」とメッセージを寄せてくれました。
The @globalgamejam 2022 has concluded!こうして、3日間にわたって行われた「GLOBAL GAME JAM®」は閉幕しました。
公式サイトからは、世界各国で作られたオリジナルゲームがプレイできますよ!是非チェックしてみてください。ちなみに、GAME JAMに参加した人のことは「jammer」と呼ぶそう。
公式アカウントによれば、2022年は、約100カ国から「33,000 jammers 」が参加!
皆さんの熱気と作品も、世界のjammersに伝わっているはず。
※1パーティクル……たくさんの微粒子を使った表現のこと。塵、ホコリ、ダスト、水しぶきなど。