こんにちは。バンタンゲームアカデミーです(^0^)
今回レポートするのは、東京ゲームショウ(以下TGS)出展に至るまでのメンバーたちの軌跡です。
出展に向けて、さまざまな学生たちからアイデアを募集し、選ばれた2チームが参加できることになりました。
ゲームショウ当日まで、連載形式でレポートします!
今回は、プロ講師による「チェック会」をレポート。ゲーム制作は、ザックリと下記のようなフローで行われます。
企画立案→プロトタイプ→α版→ベータ版→マスター版(最終完成版)。
今日は「ベータ版」を披露し、元・サイバーコネクトツー渡辺講師からフィードバックをいただく大事な日。
<Vtuberチーム>
チームリーダー眞野さん「『I,tube』は、バーチャルアイドルが主役のゲームです。
Vtuberが人気ランキング1位を目指します。
ゲーム画面は2画面構成になっていて、表画面では、ファンからリクエストされたポーズを取り、視聴者数や投げ銭を稼いでいきます。
同時進行で、裏画面に切り替えができます。ここでは可愛らしいVtuberの姿ではなく、髪を振り乱した“中の人”が登場し、他配信者の『電波障害』を起こしたり、『悪質URLを貼りつける』といったダークな方法で他のVtuberを妨害します」と内容を解説。
「可愛いVtuberアイドルと、それを操っているキャラクターの二面性がポイントです。演者についてはグループで意見を出し合い、生まれました。特にキャラデザは大変でしたがその分、思い入れがあります」
渡辺講師「やりたいことは明確になったね!」と評価しつつ、細かな点を指摘していきます。
渡辺講師「まず、ゲーム開始の画面でスタートボタンが動いているといいと思う。特に『触ってほしい』ボタンは目立たせるために動かして」
他にも、チュートリアル画面、プレイ画面で直感的にプレイができるように、細かなアドバイスを行いました。
「全体的にはかなりいいと思います。7割くらいは仕上がっている印象です。18日にはマスター版としてプレゼンできるように頑張ってください」とエールを送りました。
<「平穏(仮)」チーム>
こちらは、OculusのVRヘッドセットをつけて楽しむホラーゲーム。舞台は日本家屋の部屋。赤黒い畳の部屋に、不穏な空気が流れています。テレビの砂嵐など、奇妙な現象が次々と起こっていき……ネタバレになってしまうので詳細は控えますが、大変「気持ち悪い」雰囲気に仕上がっています。
渡辺講師「怖くなる要素が多いね。ちなみに、尺はどれくらい?」
在校生「1分40秒くらいです」
渡辺講師「理想値として、倍くらいにしたいですね。TGSに出展する作品としてはやや『押し』が足りない印象です。たくさんのホラーゲームがある中で、プレイした人に期待通り怖がってもらえるようにしましょう。今、サウンドの怖さがメインですが手形がつくなどもう少し視覚的な演出があると良いと思います」とフィードバック。
具体的には、障子の奥から光っている目が見える、何かが追ってくる、突然お札がハラハラと舞い落ちてくる……といったアイデアを伝えます。
在校生「分かりました。これから部屋の左奥に仏壇を置く予定です」
渡辺講師「なるほど。尺として2分を目指したいね。また現時点では完成形が見えておらず、全体の5割程度が完成している印象です。残された時間はわずかです。ここから視覚的に訴えるものを足していって」とメッセージ。
チェック会の後は、試遊会を行いました。
「試遊はとても大切です。制作者の『こうしたい』という意図が、遊ぶ人に正確に伝わっているかいないかが分かります」と渡辺講師。
両チーム、お互いのゲームを遊びながら「こうしたら良くなると思う」といった意見を活発に伝えていましたよ!
Vtuberチーム眞野さんは「6月末から3カ月ほど制作に励んできました。私たちは毎日このゲームを作っているので、第三者目線では見られないときがあります。今日は講師やメンバーから意見をもらうことができ、得るものが多かったです。視覚的に分かりやすい修正を加えて、次回までにブラッシュアップしていきたいです」と意気込みます。
東京ゲームショウ2021はコロナ禍の影響で、来場するのは出展者の他、インフルエンサーなどに限定される予定。
そもそも来場できる人が少ない中で、会場の雰囲気や臨場感を味わえることそのものがとても貴重な経験になりそうですね。
開催日の9月30日(木)まで、残りあと僅かです!
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