こんにちは。バンタンゲームアカデミー東京校です。
ただいま、東京校では株式会社サクセス様との産学協同プロジェクトが進行中です。
学生は指定されたキャラクターの設定よりデザインを担当、株式会社サクセス様にプレゼンテーションを行います。
今回は、3クラスのレクチャーの様子をレポートします!
審査員として、株式会社サクセス様よりゲーム事業部藍様、麓川様をお招きしました。
<課題は?>
学生たちは、いくつかの設定より好きなキャラクターを選んで作品を制作します。
それぞれに武器の種類や属性などが細かく設定された資料が配られています。
参加された方々の一部をご紹介致します!
<高橋さん>
「キャラが所属している国のカラーを使い、手袋をはめて仕事をしますよ、というポージングにしています」
「戦ったら強そうだという感じもあり、オーダーを活かしていると思います」と、藍さんからも好評でした。
<池田さん>
「私は設定にあるキャラの翼を、赤、水色、紫の3色で表現しました。また体のラインを見せるようなポーズにしました」と発表。また、「このキャラクターに合うエフェクトを迷っています。どのようなものがいいでしょうか?」と質問する池田さん。
すると藍さんからはこんなアドバイスが。「そもそもエフェクトは必要ですか?動きを補足するためなのか、雰囲気を出すためなのか、目的によっても話が変わってきます。また、エフェクトは必須ではありませんよ。そもそも、何のためにつけるのかを考えて」
<金城さん>
「キャラのエフェクトを紫にし、闇のオーラを出しました。アクセントを入れたくて、ヘビの要素も入れています」と、2パターンを提案。
藍さん「1枚目はタトゥーを入れていますね。これは、あんまり良くないです。タトゥーは職務に適しているのか、入れ墨を入れるキャラなのかを考えると、きっと無いほうがいいと思います。制服を着崩すようなこともしないキャラが、自分自身に入れるとは考えにくいですね」と、“資料に書かれていない”キャラクターの性格を理解するように促します。
<松山さん>
「翼を大きく広げているキャラの状態です。着ているのは、民族衣装で、アラビアンのような軽やかな色を使ってデザインしました。表情も、面倒くさがりで気分屋な感じを表しています。全体的には、派手にして毒々しさを表現しました」と、発表する松山さん。
「スタイリッシュだけれど、顔が目立たずキャラが弱い印象です」と麓川さん。
他にも、女性キャラを提案した佐藤さんは、ゴーグル、道具箱、剣、マントなど冒険者らしい衣装とポージングを提案しました。
曽我さんは、あるキャラの2パターンをデザイン。1案目は、パイロットが愛用するフライトジャケットを着ていて、ステッキの持ち手が翼の形になっているのも好評でした。
蔵本さんのイラストについては、オーダーからは離れていたものの「魔法学院のキャラに見えるなぁ(笑)描きたいキャラを描く、という課題ではないよ。でも、絵としては上手いです」と、藍さんは温かくフィードバックしました。
他発表者の作品はこちらです!
こうして、全作品のレビューを終えました。
藍さん「皆さん、お疲れ様でした。キャラの設定にある威圧感のある笑顔は難しいだろうと思っていました。威圧感がポイントでもあるので、ポーズはこれでいいのか?もう一度考えてみてください」とまとめました。
麓川さんも「基本が大事です。プロとして通用する絵柄なのかを考えてください」
<まとめると……>
□仕様書をよく読み、設定に忠実に!
□基本のデッサンを頑張ろう!
□資料を見ながら描くと、説得力のある画になる
キャラデザインのブラッシュアップ、この調子で頑張ってくださいね!