19.03.28 22.04.14 更新

【東京校】KLab株式会社・磯田様をお招きして。サウンドクリエイター専攻「作品審査会」をレポート!

東京校
ゲーム学部
eスポーツ学部

 

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こんにちは。ゲームアカデミーです(^0^)

学生たちが、ビシッとスーツを着用!

今日は、サウンドクリエイター専攻の作品審査会。

課題は「好きなゲームタイトルを選び、好きなシーンのオリジナル楽曲」を提案することです。プレゼン時間はひとり3分。

 

また、特別審査員として『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』や『キャプテン翼〜たたかえドリームチーム〜』などのモバイルオンラインゲームの

開発・運営を行っているKLab株式会社より、サウンドディレクターの磯田泰寛様をお招きしました。

 

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また、通常授業の指導も行っている大迫講師も審査員に加わります。

 

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————— ♩ 高橋さん ————— ♩

 

「2曲作ってきました」と、高橋さん。ループを想定して作られた、

ドラゴンクエストストーリー『迷いの森』の迷いの扉というステージの曲と、

『Call of Duty: Ghosts』のトレイラー曲です。

 

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磯田様「(ハードルが高い課題なのに)曲として分かりやすい。

ダンジョンのBGMならこうする、というセオリーは抑えられている。

ちなみに、この迷路はどれくらいの規模で、キャラクターが迷路に入って出るまでどれくらいの時間がかかりますか?」

 

高橋さん「5分くらいですね」

 

磯田様「プレイヤーを迷わせる感じの雰囲気がある曲ですが、(曲自体が短いので)飽きてしまう懸念がありますね」とフィードバック。

 

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————— ♩ 小田島さん ————— ♩

 

小田島さん「『ポケモンレンジャー森のマップ』は、出てくるポケモンもあまり強くないものが多いので、

優しい雰囲気をイメージしました。途中で転調して雰囲気が変わるのは、樹齢1000年の木があるから。

森の奥深くで道が入り組むので、テンポを5拍子にして怪しい雰囲気を出しました」

 

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磯田様「インタラクティブミュージックって言う手法があるのですが、例えば、ゲーム中のあるポイントにプレイヤーが近づくと、

曲も変化していくというものです。この曲もそれを想定して作曲されているなら、ものすごく最先端。

転調部分もハッキリしているので実装しやすいです」と、高く評価。対して大迫先生は、

「ほのぼの系の曲は、ポートフォリオの中の優先度としては低いです。これから色々なバリエーションを増やしていく努力を」と、違う視点からアドバイス。

 

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————— ♩ 杉原さん ————— ♩

 

「アーケードゲーム『SOUND VOLTEX III GRAVITY WARS』です。

音楽性だけでなく、音楽ゲームの難しさも体感できるように工夫しました。

キックやスネアは抜けぬけのいいものを使っています。自身でもプレイしたくなるような楽曲だと思います」

 

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「熱意が伝わるし、後半のBPM※1変化もいい」と、大迫講師。

磯田様は「これまでに、作品を企業の公募などに応募したことはありますか?もし無いのであれば、是非応募したほうがいいですね。

ゲームプレイのどこの部分が気持ちいいかを狙って作れているのは素晴らしい。

(EDM※2としては)聞こえていた音が急にいなくなったり、違う空間が一瞬で広がったり、

よく分からない驚きが連発されるのが気持ち良さにつながりますので、そういった工夫をもっと加えたらよいと思います。」と、エールを送りました。

アドバイスを受けた杉原さんは「解決策を教えてもらえて良かったです。応募しようとは思っていませんが、作品を出してみようと思います」と、手応えを感じられた様子。

 

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————— ♩ 増田さん ————— ♩

 

増田さん「『青空アンダーガールズ』というスマホアイドルゲームを選びました。音楽に合わせて3Dキャラが踊るゲームです。

アイドルソングは華やかな音だと考えています。基本となる楽器は、エレキギター。また、2種類のピアノに、クラップ、マスカラなど明るいものも入れました」

 

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磯田様「ゲームへの理解度が高いです。

(可愛さを出すためには)シャンシャンする音を入れてもっとキラキラさせていい。

こうしたアイドル系のゲームの音を聞いてみると、高音域が映えるようにミキシングされています。

そのあたりの音域の豊かさを追求してくれたらより良かったかなと思います」と助言。

 

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他にも、高い評価を受けた作品がありました。

例えば、「ループになりつつも、ダブステップ※3がうるさいので耳が安らぐ部分も作った」という山内さんの『鉄拳』キャラクター選択画面。

「格闘ゲームのキャラ選択画面って、マジでこういう音が入ってくるんですよ!

プランナーから「この画面で曲を作って」と依頼されたら、だいたいのサウンドクリエイターはこの作品のように作りますね」と、磯田様が舌を巻くサウンドも。

 

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磯田様と大迫講師が、一人ひとりの学生に対して、具体的なアドバイスを丁寧に伝えていたのが、印象的でした!

自分たちのサウンドの魅力と改善点を知ることが、今後のポートフォリオ作りにも活かされそうですね(^0^)♩

 

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※1 ……BPM. Beats Per Minute. テンポの単位。一分間の拍数。

※2 ……エレクトロニック・ダンス・ミュージックのこと。シンセサイザーやシーケンサーを用いたダンスミュージック

※3 ……ヨーロッパのクラブシーンから誕生した音楽ジャンル。リバーブが強くかかったドラムを使用した2ステップを指す。

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