【東京校】「サンタ・カンパニー」を手がけた糸曽講師による怒涛の業界トーク+作品チェック!
こんにちは!バンタンゲームアカデミーです。
「もともと絵を描くことが好きで、漫画家になりたくて作品の持ち込みをしていましたが、なかなかうまくいきませんでした。
この頃は本当にしんどくて…ものが全部灰色に見えていました。
うつ状態だったんだと思います。でもPC画面だけはカラーで見えていたので、仕事はできていましたね(笑)。」
「新宿で仕事をしていたときに、ホームレスの方と出会う機会がありました。「おじさん、この生活って楽しいの?」と聞いてみたら
「何にも縛られなくて最高だよ!」という返事が帰ってきて(笑)。この言葉に感化されて、
やりたいことは思い切ってやろうと思えるようになりました。」
のっけから刺激的なお話を快調に飛ばすのは、バンタンゲームアカデミーの糸曽講師です。
普段は大阪校で勤務されていますが、今回は特別に開催された東京校での授業に潜入してまいりました!
漫画家になりたかった経歴を経て、クラウドファンディングや助成金制度、
教材開発など斬新な手法で制作資金を調達し作り上げたオリジナルアニメ「サンタ・カンパニー」の総監督、
プロデューサーという華々しい経歴をお持ちの糸曽講師。
今日は一体どんな授業になるのでしょうか?!
今日集まったのは全員がCGアニメに携わりたいと意気込む学生たち。
一口にCGアニメといってもテクスチャ制作やモデリングなど、目指す方向は様々です。
新年度から就活が始まる学生もいます!
就活の話を聞いて糸曽講師は
「就活で言えるのは…死ぬほどお祈りされても「諦めるな」ということと「絞りすぎない」こと、
同時に何社も受けて「選べる状態を作る」ということ。お見合いと一緒です!」
糸曽節が炸裂します。
「就活は情報戦だと思うよ。ほぼ大半の人間は勝ち馬に乗ろうとするけど、勝ちが見える前にベット(賭け)ができないんです。
僕は安定が嫌いなので、そうやって賭けに出ながら仕事してきました(笑)。
そこまでやる必要はないけど、就活は情報を集めることが大切。これから伸びていく会社を狙って受けるのはおすすめです。」
これまでの業界にはない新しい手法で「サンタ・カンパニー」を世に送り出した糸曽講師ならではの視点に、学生たちも引き込まれます。
「僕も今新たな会社の立ち上げを考えています。タイミングが合えばぜひ受けてほしいな(笑)」とのお誘いも。
ここで学生からの質問が。
「実写からアニメを作るというのはどうなんでしょうか?」
糸曽講師「僕はアリだと思っています。今の人たちは確認作業をしながら生きています。知っているものを確認したい。
つまり「知らないものにお金は出さない」ということ。」
「進撃の巨人」実写版なんかも、売れてはいないけど実は儲かってはいるんです。
でも、実写からアニメにしやすいものとしにくいものがあるのは事実。リアリティを上手に表現できるようなモチーフが選べればアリだと思います。」
この後は休憩を挟んで学生作品のチェックがスタート。
「みんなモデリングがとても上手くできているね!このレベルだったらどこに出しても大丈夫!」
糸曽講師に太鼓判を押され、学生たちもほっとした様子。
一人ひとりの作品を見ながら、将来はどうなりたいかなどざっくばらんに話します。
アニメーターを目指す学生にはこんなアドバイスが。
「アニメーションを作りたいなら、「アニメータードラフト会議」に出してみるといいよ。
名のある会社が何社も参加して、いい作品には会社からオファーが来るので、
就活の選択肢の一つとしてとても有利です。
アニメを作るときには、動かしたい動作を自分でまねて、かかる時間を測ってみること。
人間の自然な動きを出したいなら「ながら運動」の動きを覚えましょう。ロボットでなく人間のアニメーションを作りたいならリアリティの追求が大切です。
一流のものだけを見続けて目を肥やすのも成長に繋がります。」
学生の話に耳を傾け、真摯なアドバイスが続きます。
今日参加した学生に感想を伺いました。
「業界のことをたくさん知れて視野が広がったし、就活でどう動けばいいか参考になりました。
私はモデリングをやっていきたいと思っているのですが、モデリングを使う側の仕事をされている先生に評価をもらえたのは初めてだったので、
自信がついたし、とても励みになりました!」
業界の最前線にいらっしゃる糸曽講師のリアルなお話を聞けて、就活を目前に控えた学生たちも自信が湧いた様子でした。
糸曽講師、ありがとうございました!